福岡正信の自然農法を考える

福岡正信の自然農法を知るきっかけ

僕は自給自足の生活に憧れている。

自給自足をする上で野菜が作れないと話にならないと思い家庭菜園を始めた。

3年ぐらいやってみてその中でいろいろ気付いたことがあった。

家庭菜園で元を採るには結構ハードルが高い。

その原因として土(腐葉土)代が結構掛かる事だ。

それでネットで色々調べてみた。

その中に土を変えずにその土地でずっと作物を作り続ける自然農法というやり方がある事を知った。

それで自然農法とは福岡正信が提唱するやり方だと分かった。

youtubeに福岡正信の動画があるので興味ある人は見て欲しい。

自然農法とは

簡単に言うなら「やらなくてもいいこと」をただひたすら「やらない」というやり方だ。

本来自然は完璧なものなので人間ごときが手を加えるのは間違っているのだ。

畑を耕して自然を壊したり、雑草をむしり取る事は愚かなことなのだ。

ただ、それでは農作物は育たないので、種をまく。

土地によってどんな作物が適しているか分からないので数十種類の種を泥団子にして撒くそうだ。

そうするとその土地にあった作物は自然に芽を出してほっといても収穫出来るというのだ。

自然がすべて教えてくれるのだ。

私達はその声を聞くだけでいいのだという考え方だ。

福岡正信という人はこんな人

福岡正信のwikipediaを載せておく。

この人は元々横浜税関の植物検査課にいて科学農法のエキスパートだったのだ。

毎日のように顕微鏡でどの植物にはどの肥料が効果があるのかなどを研究していた人だ。

その人が科学農法を全否定し肥料を全く使わない道に進んだのだから面白い。

アニメも作られる

地球少女アルジュナ

福岡正信を分かりやすく理解するのにこのアニメは良かった。

自然農法は成功した?

普通に作っている稲に比べて、福岡正信の作った稲は丈夫で太く実の数も多かったそうだ。

世界的に認められ、海外で数多くの権威ある賞も受賞している。

多くの発展途上国に行っては技術指導も行っている。

以上の事から成功していたと考えてよいだろう。

何故普及しなかったのか?

これだけ凄い農法が何故普及しなかったのか?原因はなんだったのだろう?農業を営む人達はこの人のことをどう思っているのだろう?

福岡正信は愛媛で自然農法をしていた。

そこで僕は愛媛県で農家をやっている人に話を聞いてみた。

僕:「福岡正信って知ってますか?」

農家:「ああ、知っとるよ。自然農法の人やね。」

僕:「自然農法って調べた限りだと素晴らしいやり方なのに、なんで誰もやってないんですか?」

農家:「まあ、考え方は共感できるけど、見た目が悪いんよ。」

農家:「あれだと雑草は生えっぱなしで、近所の目も気になるし。」

農家:「虫もわんさか湧いてくる農作物だってキレイなの出来んよ。」

農家:「だいたいJAもええ顔せんやろ?肥料とか、土とか売れんなったらJAも困るけんな〜。」

僕:「分かりました。ありがとうございました。」

他にも農家さんは色々教えてくれて、福岡正信の意思は子供や孫に受け継がれているという話。

自然農法で作られた野菜も売ってるみたいだが高いという話。

あとはお金には結構苦労していたようだ。

お金がなくなると街に降りてきて作った野菜を売っていたみたい。

まとめ

福岡正信の自然農法は農家の人も考え方は認めているが、実践するには多くの障害があることを教えてくれた。

でも僕はいつか自給自足の生活がしたいという思いがある。

もし、家を買って土地を手に入れることが出来たら、その一部を福岡正信の自然農法の畑にしたいと思っている。

そしてこの自然農法が本当にやれるのか自分の目で確かめてみたくなった。

福岡正信の本で有名なのがわら一本の革命でこれは面白いです。

他にも色々著書がありますが、ネットで売ってないものも結構あります。

そういう場合は大きめの図書館に行くと色々置いてあったりするのでオススメです。


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