【パイナップル】生産量と歴史のまとめ

こんにちは。

ケミクライムです。

私の好きな果物ランキング1位はパイナップルです。

今回はパイナップルの生産量ランキングを発表します。

世界一の国や日本一の県は一体どこなんでしょうか?

そしてこんなにも美味しいパイナップルがどのような歴史を辿ってきたのかをみていきます。

それではどうぞ。

パイナップルの生産量

パイナップル生産量世界ランキング


2016年度の結果ですが1位はまさかのコスタリカでした。

ちなみに生産量は293万1000トンです。

2位がブラジル(269万5000トン)、3位がフィリピン(261万2000トン)という結果となりました。

たまたまコスタリカが1位だったという可能性もありますので直近10年の推移を見てみましょう。

パイナップル生産量の国別推移


コスタリカは2012年〜2016年までずっと首位をキープしています。

しかしながらブラジルとフィリピンも僅差で後を追っている感じですね。

2007年当時はタイが首位でしたが、5位まで転落していますね。

何があったのでしょうか?

コスタリカが1位の理由

それではなぜコスタリカが1位なのか調べてみましょう。

コスタリカの場所

コスタリカってドコ?っていう人はこちらです↓

中米・カリブ海にあります。

首都はサンホセ。

コスタリカの気候

12月〜4月が乾季で5月〜11月が雨季です。

サンホセは標高1200mの位置にあり、一年を通して平均気温は22℃前後になります。

このような温暖な気候がパイナップル栽培には適しているのかもしれません。

太平洋側と大西洋側で気候に変化があり寒暖差があります。

地球上すべての生物種のうち5%が生息すると言われ、環境保護先進国でもあります。

コスタリカパイナップルの生産と輸出状況

昔は森林伐採により、農地を広げそこでパイナップルを作ったりしていました。

現在では一極集中で行っており、主にアメリカ・欧州向けに輸出されています。

アメリカにおいてはフィリピン産よりも安全安心で糖度が高いと評判です。

コスタリカパインは高級パインとして人気があります。

ちなみに日本には5000トン弱しか入ってきておりません。

日本はほぼフィリピン産(9割)で136000トンほどを輸入しています。

パイナップル生産量日本ランキング

なんと・・・沖縄県でしか作っていません。

やはり南国の果物ということで温暖な気候じゃないと育たないのでしょう。

沖縄県のパイナップル生産状況

1973年は85100トン生産していましたが、2015年度は7660トンと10分の1にまで減少しました。

理由としては海外の格安のパイナップルが日本にどんどん入ってきているため、減少しているようです。

パイナップルの歴史

パイナップルの起源

元々はブラジル(アマゾン川流域)の先住民が栽培していたと言われています。

それが次第にアメリカ大陸を中心に広がっていきました。

コロンブスがアメリカ大陸を発見した時に、先住民が育て食べていた中にパイナップルがありました。

ちなみにパイナップルはpine(松ぼっくり)とapple(りんご)が合わさってpineapple(パイナップル)と呼ばれるようになりました。

見た目が松ぼっくりっぽいし食べたらリンゴのように甘いのでこの名前になりました。

パイナップルが世に広まったきっかけ

当時のヨーロッパ(大航海時代)では珍しいもの、見たことも聞いたこともないものが大変重宝された時代でした。

その中でもパイナップルはヨーロッパ人の間で大人気となり、手に入れたいものの象徴のような存在になりました。

まさにキングオブフルーツと呼ぶにふさわしいものとなったのです。

パイナップル栽培

ヨーロッパで大人気となったパイナップル。

しかしなかなか手に入るものではありませんでした。

当時は船での輸送でしたが時間がかかってしまい途中で腐ってしまうのです。

そこでヨーロッパ人は自分達で栽培しようとします。

しかし冬に雪が降るようなヨーロッパではなかなか栽培が成功しません。

貴族たちは莫大な設備投資を行い、なんとか育てようとするのですがそれでもなかなかパイナップルは育ちませんでした。

そんな中、南国の人達は大した手入れもせず、パイナップルを育てていたようです。

中には道端に野生のパイナップルが生えていることもありました。

パイナップルの大衆化

当時は高級な果物だったパイナップルですが、19世紀初頭には科学技術が発達し蒸気船ができ、輸送に時間がかからなくなってきました。

さらに缶詰の登場によって、パイナップルは一般大衆にも手が届くようになっていきました。

パイナップルの種類

スムースカイエン、ボゴール、ピーチパイン、ゴールドバレル、サマーゴールド、デルモンテゴールド、スウィーティオパイナップル、芳香パインなどがあります。

この中で一番多く生産されているのがスムースカイエンになります。

ボゴールは手でちぎって食べるパイナップルとして有名です。

まとめ

パイナップルの生産量と歴史について知らべてみました。

コスタリカでパイナップルが世界一収穫されていることは驚きでした。

もしコスタリカに行くことがあったらぜひパイナップル農家を訪ねてみたいです。

ここまで読んで頂きありがとうございました。

参考図書

パイナップルの歴史 (「食」の図書館) [ カオリ・オコナー ]

パイナップルの生産量参考
世界の主要果実の生産概況2107年版
公益財団法人中央果実協会より

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