水耕栽培で使用する培地のまとめ

水耕栽培で使用する培地の紹介

こんにちは。

ケミクライムです。

水耕栽培をwikipediaで調べてみると、

「水耕栽培とは・・・養液栽培のうち固形培地ばいちを必要としないもののことをいう。」

このような説明があります。

培地とは植物・作物などを生育させるのに必要となる栄養素を含んだ土台と言う意味です。

そうなると、スポンジは栄養素は含まれてないけど、土台の役割は担っています。

こうなってくると正解がよく分かりません。

なので、ここでは私個人の判断で水耕栽培とは、栄養素がない培地(土台)で液体肥料で育てるやり方も水耕栽培と呼ぶ事にします。

土から栄養を得る→土耕栽培

液体肥料から栄養を得る→水耕栽培

このような考え方です。

水耕栽培で種から育てる場合液体肥料だけではなかなか上手く育ちません。

そこで、スポンジやバーミキュライト、ハイドロボールなんかを使用したりしています。

水耕栽培は葉物は育てやすいですが、根菜類は育てるのが難しいとされています。

そこで、これから紹介する培地(土台)を上手く利用して根菜類も水耕栽培で育てていければと思っています。

それでは私がこれまで使用した培地(土台)をご紹介します。

私がこれまで使用した培地

ハイドロボール

原料

原料は粘土です。

作り方

ハイドロボールの原料である粘土を高熱で焼き発泡させて作ります。

特徴

軽くて、穴が空いている為、保水性、通気性があります。

小さいタイプや大きいタイプもあるので、育てる物によって自由に大きさを選べます。

ハイドロコーンと呼ばれる事もあります。

栄養分はありません。

産出場所

主に中国です。

バーミキュライト

原料

原料は蛭石です。

熱すると蛭のように伸びるので蛭石と呼ばれるようになりました。

他にも呼び方があり、ケイ酸塩鉱物とも呼ばれます。

作り方

バーミキュライトというのは、蛭石(黒雲母)が風化したものを指します。

人工的に作る場合は蛭石を800度で加熱させ膨張させます。

特徴

軽くて、穴が空いている為、断熱・防音材などに使用されています。

保水性、通気性があり、PHはほぼ中性です。

使い捨てカイロの主原料としても使われています。

栄養分はありません。

産出場所

日本では福島県や山梨県で産出されています。

しかし市販で売られているほとんどは中国や南アフリカで産出、加工されています。

パーライト

原料

ガラス質火山岩(真珠岩)や黒曜石です。

作り方

原料(真珠岩や黒曜石)を1000℃ぐらいで焼いて膨張させて作ります。

特徴

軽くて、穴が空いているので断熱性、吸音性に優れています。

また保水性も通気性もあります。

養分はありません。

産出場所

日本では秋田県、福島県、長野県で採れます。

パーライトの名前の由来

顕微鏡で観察すると真珠のような光沢がある事からパーライトと呼ばれています。

水耕栽培の培地として大切なポイント

水耕栽培で使う培地(土台)として大切なポイントが3つあります。

1.手が汚れない。
2.微生物が発生しにくい。
3.繰り返し使用できる。

手が汚れないに関して、バーミキュライトはあまりオススメ出来ません。

なぜなら、手に付いたら水などで洗い流さないと取れないからです。

パーライト、ハイドロボールはその点は問題ありません。

微生物が発生しにくい、繰り返し使用できるについては3つとも特に問題ありません。

まとめ

バーミキュライト、パーライトは鉱物なので基本使い回し可能です。

ハイドロボールも繰り返し使用できます。

繰り返し使用する場合は、一度洗って太陽光で熱消毒して再利用します。

パーライトとハイドロボールの注意点として脆いという欠点があります。

なので取り扱いには気をつけた方が良さそうです。

見た目が綺麗なのはパーライトですね。

白いので、器に入れると緑が栄えます。

バーミキュライトもキラキラして金ピカの部分があったりしてそこそこキレイです。

ハイドロボールは・・・う〜ん・・・微妙(^_^;)

他にも培地となるものがありますが、今回は私個人が使った事のある物で調べてみました。

ここまで読んで頂きありがとうございました。


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