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小松菜の水耕栽培-室内と室外で実験
この種で育てました。
実験後の画像がこちらです。
左側が室外で右側が室内です。ぱっとみた感じ葉っぱは室外のほうが大きく、高さは室内の方が高いように感じました。(撮影時8月1日)
補足説明
栽培期間:7/1〜8/1
育苗期間:7/1〜7/16
定植:7/17〜8/1まで
小松菜室内は窓辺で育てていました。7/17〜7/21までは日中は照度は1700〜3100LUX程度。7月22日から反射板を利用して、照度を上げておりmax19600LUX。さらに室内は7月25日からLED(2000LUX)を夜は付けています。室外は外に置きっぱなしです。
次に葉っぱを見ていきましょう。
小松菜の葉っぱの大きさ比較
小松菜室外(右側)
横:88mm 縦:155mm(付け根と所で測定)
小松菜室内(左側)
横:50mm 縦:170mm
小松菜室外の方が葉っぱの横幅は大きくなりましたが、茎も合わせた縦方向は小松菜室内のほうが長いという結果になりました。
小松菜の葉っぱの色
室外のほうが濃い結果となりました。写真は色補正はしていません。iphone7のオリジナル画像になります。
小松菜の葉っぱの茎の太さ
小松菜室外:18mm
小松菜室内:15mm
茎の太さをぐるっと測定してみると、室外の方が太くしっかりした茎になっています。
小松菜の糖度
糖度計で測定してみました。
小松菜室外:6
小松菜室内:2
測定方法は単純に葉っぱをすり潰して、それを糖度計の上に乗せた値になります。室外の方が糖度が高い結果となりました。
小松菜を食べた感想
小松菜室外:厚みがあってしっかりした食べごたえ。苦味が室内よりちょっと強く感じた。
小松菜室内:柔らかく食べやすい。味はあまり感じない。
虫の有無
小松菜室外:赤虫が葉っぱに付いていた。
小松菜室内:虫は付いていない。
小松菜栽培のまとめ
今回初めて小松菜の栽培に挑みましたが、徒長という状態も知らずに育てたので発育が全体的に良くなかったと思っています。次は徒長ではない状態で確認してみたいです。葉っぱの色については室内と室外で大きく違う事に驚きました。結果色が濃いほうが良いのか、薄いほうが良いのかイマイチ分かりませんが、食べてみた感想で言うと薄いほうが柔らかくて食べやすかった印象です。栄養素とかは測定する機器を持っていないので、どうなのか分かりませんが糖度がだいぶ違うというのは驚きでした。食べた感想は室外の方が苦く感じたのでもしかすると、室外の方が全体的に栄養素が高いのかもしれません(苦味も含めて)。温度変化も室内と室外ではだいぶ違います。実際に室内は一日の最低気温と最高気温は5℃以内に収まっています。それに対して室外では10℃〜14℃もバラツキがあるので、これも葉っぱの色が濃くなったり、糖度が上がった事に大きく関係してくると思われます。お店で売られている小松菜は室外のものと同じような大きさと色をしているので、お店の小松菜を目指すべきですが、個人的には虫が苦手なので室内の方でもいいかなと思ったりもしています。ここまで読んで頂きありがとうございました。水耕栽培をする人の何かの参考になれば幸いです。