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小松菜の種まきで一番良い方法を決める
前回の実験でスポンジよりはハイドロボールの方が良くて、部屋の中で育てると徒長する事は分かりました。
今回も引き続きこの種を使っています。
メーカー:タネのタキイ
「おまかせ特選シリーズいつでも作りやすい小松菜」です。ホームセンターで224円でした。種まき時期を見ると3月上〜10月中旬まで蒔けるとあります。冬場は以外はいつでも蒔けそうです。発芽適温は20〜25℃で生育適温は15〜25℃。種まきの注意点として乾燥に注意させる必要があります。
環境説明
水耕栽培で育てますので、土は使わない方法で行います。LED1個(1084LUX)の場合、LED2個(2153LUX)の場合、昼太陽光(MAX19600LUX)+夜LED4000LUXの3つの環境で調査します。さらにハイポニカと水に分け、6つの条件で実験します。
用意する物
プラスチックの容器、ハイドロボール、LEDの育苗室(LEDの育苗室の作り方はこちらから)、ハイポニカ
実験環境
1.LED1個+ハイポニカ
2.LED1個+水
※左側がハイポニカ、右側が水
3.LED2個+ハイポニカ
4.LED2個+水
※左側がハイポニカ、右側が水
5.昼太陽光+夜LED4000LUX+ハイポニカ
6.昼太陽光+夜LED4000LUX+水
※左側がハイポニカ、右側が水
それでは結果を発表します。
第一位LED1個+ハイポニカ
徒長することもなく、すべての同じぐらいの成長速度で育っています。成長度はLED2個+ハイポニカより少し劣りますが、安定感は抜群です。経済的にもLED2個の場合と比べお得です。
第二位LED2個+ハイポニカ
成長速度は一位ですが、成長の遅いものもあり安定感がありません。
第三位LED1個+水
成長速度は少し劣りますが、安定感は抜群でさらにハイポニカより安いので経済的にお得です。
第四位昼太陽光+夜LED4000LUX+ハイポニカ
一本太いのが生えてますが、安定感はありません。
第五位昼太陽光+夜LED4000LUX+水
成長速度も安定感もない状態です。
第六位LED2個+水
成長速度も安定感もなく良くありません。
補足の環境説明
温度
LED育苗室は室温は28℃〜32℃。太陽光+LED4000LUXは29℃〜35℃。
育苗調査期間
8/7〜8/12の5日間
まとめ
照度は高ければ高いほどよいかと思いましたが、一番照度が高かった太陽光+LED4000LUXがあまり良い結果となりませんでした。理由としては種の発芽適温が20℃〜25℃に対して29℃〜35℃と高かったのが原因の一つと思われます。ハイポニカと水を比べると明らかにハイポニカの方が成長していたので、育苗にもハイポニカは効果が高いことが分かりました。LEDを1つにするか2つにするかは安定感をとるか成長速度を取るかで意見が分かれそうです。今回は24時間付けっぱなしでしたが、時間を区切って12時間だけLEDを付けるとどうなるのか実験するのも面白そうです。ここまで読んで頂きありがとうございました。