水耕栽培装置の水温を下げる為にやった6つの事

水耕栽培装置の水温を下げる方法

夏場はどうしても水温が上がってしまいますね。

なので水耕栽培装置本体で何か工夫出来ないか考えていました。

【対策1】ホースにアルミホイルを巻く

装置を眺めていると緑のホース部分がなにも保護されていない事に気付きました。

もしかすると緑のホース部が外気で暖められて熱くなっているのでは?と思ったので、アルミホイルを巻いてみました。

これで様子見します。

【対策1】ホースにアルミホイルを巻いた結果

アルミホイルを巻く前の8時〜10時までとアルミホイルを巻いた後の10時〜12時までの水温の傾きを確認しました。

効果があれば水温が上がる角度が小さくなるはずです。

水温の傾きはほぼ変わらず水温は上昇を続けていました。

効果なし!残念。

ちなみに水温データはこれで取得しています。

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使用レビューの記事もありますので興味のある方はこちらからどうぞ。

その後水温が29℃付近まで上昇したので、保冷剤を入れました。

保冷剤で急激に温度を下げるのはどうかと思うので良い子は真似しないほうがいいと思います。

27℃付近まで下がったので取り出しました。

雨で気温が低いときでも、昼間はどうしても水温上がっちゃいますね。

ただ毎日保冷剤を入れるなんてとても面倒くさいので何か対策を考えないといけないです。

【対策2】水耕栽培装置の入り口解放作戦

水耕栽培装置に風を流して水温を冷やす方法を考えました。

風の入り口があれば、そこから風が入ってくるのでは?

これをすると藻が発生する可能性が高くなり、蚊の侵入も考えられるのであまりやりたくはありません。

しかし、やってみて効果を確認する必要があります。

【対策2】水耕栽培装置の入り口開放作戦の結果

入り口開放してみました。

けど、どんどん水温上がってく。

数時間後・・・水耕栽培装置の水温が結局30℃超えました。

失敗です。

入り口開放前と後で温度比較しましたが0.4℃/hづつ上昇する傾向は変わりませんでした。

【対策3】冷却ファン作戦

冷却ファンを使って強制的に風を送る作戦にします。

家にあったUSBの扇風機とモバイルバッテリーを繋いで実験してみます。

使用した扇風機はGREENHOUSEのUSB扇風機(2〜2.5Wほど?)です。

モバイルバッテリーはANKERの20000mAh。

ちょっと見えにくくなってしまいましたが雨防止の為にカバーを付けました。

これで水温が下がるか実験しました。
 

【対策3】冷却ファン作戦の結果

冷却ファンを設置すると0.1℃/hずつ温度が低下する事が確認出来ました。

少し希望の光が見えてきました。

ただこれだとまだまだ水温の下がり方が弱い気がします。

【対策4】冷却ファン作戦2

中の温かい空気が抜けてないのでは?と思い、隙間を空けた方が良さそうだと考えました。

思い切ってフタをズラしてみました。

【対策4】冷却ファン作戦2の結果


↑傾きが鋭くなっているのがおわかりいただけるだろうか・・・。

隙間を開け空気の逃し口を作る作戦は水温を低下させる事に見事に成功しました。
ヾ(@⌒▽⌒@)ノワーイ!

冷却ファン作戦2の問題点

温度を下げる事に成功しましたが、まだ問題が山積みです。

問題点

  • フタが閉まっていない
  • 雨が入る
  • 蚊の侵入がある

そこで以上のような対策を取ることにしました。

対策

  • フタを閉じ通気口を付ける
  • 左右を防護
  • メッシュを採用

まず通気口の穴を開けます。

缶詰を切り抜きセットします。

通気口にネットを付け、アルミホイルできれいに整形します。

なかなか良さそうです。

別の問題発生

USB扇風機が18hで止まり、モバイルバッテリーの電池が無くなりました。

20000mAhのモバイルバッテリーでも1日と電池が持たないことが判明しました。

屋外用コンセントがない場合でも使えるように、モバイルバッテリーで対応したかったのですがうまくいきません。

電力源無しで水温を下げられないか考えてみます。

【対策5】風ガードを試す

風の通りを良くする為に、風が入りやすいガードを付ける案を試してみます。

【対策5】風ガードを試した結果

風が入りやすいガードを付ける前は水温が0.3〜0.4℃/hの上昇だったけど、付けたら0.2℃/h上昇と少し改善しました。

しかし水温の上昇スピードが弱まっただけで上昇してしまっている事に変わりはありません。

しかも風がなければ効果が無いという欠点もあります。

次の対策を考える事にします。

【対策6】煙突効果を試す

ネットなどで温度を下げる方法を探していたら使えそうな案がありました。

暖かい空気は上に上がり冷たい空気は下にたまる法則です。

それを利用したのが煙突効果です。

煙突付けて上から温かい空気を逃がす方法を試してみます。

缶詰通気口を取り払い、ペットボトルで煙突通気口を設置しました。

【対策6】煙突効果を試した結果

煙突効果は0.2℃/hの上昇と水温を下げるほどではなく失敗しました。

煙突通気口失敗の原因を考える

  • 外気温と内気温(水耕栽培装置)の差が小さい。
  • 煙突の高さが足りない。
  • 煙突の径が小さい。

外気の温度は変えれないし、これ以上煙突を大きくするのは現実的でないので煙突効果はここで断念しました。

まとめ

【対策1】ホースにアルミを巻いても水温上昇スピードは変わらない。

【対策2】風の入り口を開放しただけでは、水温上昇スピードは変わらない。

【対策3】冷却ファンを付けると水温は少し下がる。

【対策4】冷却ファンに通気口を付けると水温が大きく下がる。(0.6℃/h水温が低下)

【対策5】風カバーは一定の効果がある事が分かったが、風がない時には効果を発揮しない。

【対策6】煙突効果は規模が小さい水耕栽培装置には効果がない。

冷却ファン+通気口の【対策4】が現状もっとも効果が高そうです。

ここまで読んで頂きありがとうございました。

水温が下がらず悩んでいる人の参考になれば嬉しいです。

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